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"Idle Talking About My Interesting things"
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今日は珍しく自身の体験を日記調に綴ってみようと思う。
とは言っても、なんの教訓も無い話を書いても仕方ないので、これを読んで下さる人には何らかの思考の余地を提供したいと思っている。
さすれば、私自身もこうして文章に起こすことで、いくらか理解を深めることが出来るので、一石二鳥だ。

適度な無駄は趣がある。過剰な無駄は冗長性と退屈を生む。

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先日、小生はファミレスに入り、サラダとドリンクバーをオーダーした。

そして暫くしてサラダを食べ終わった後、コーヒーを飲みながら、中文辞書片手に、孔子の「論語」を読んでいた。
すると、店員が来てこう言った。
「お客様、店内での勉強はお止め下さい。」

…勉強?店内での読書は禁じられているのであろうか?
しかし、周囲にはコミックス・文庫本を読む人間が多数居たし、読書(勉強)禁止の張り紙なども貼っていなかった。

辞書が何らかの先入観を与えてしまったのかもしれないと思い、些かきついが、辞書無しで論語を読み進める。

すると、先の店員がまたしても同様の注意を加えてきた。
そこで小生は弁明を試みた。
「小生は客である。店が客に提供するサービスの内訳は、飲食物のみではなく、場所や時間もその一部である。よって、小生には、ここでコーヒーを延々とおかわりしながら、論語を読む権利があるのである。」
みたいな事を言った。

店員は丁重さをかなぐり捨て、こう言った。
「お前のせいで、待っている客が帰っちまうんだよ!店の売り上げ、どうしてくれんだよ!!」

小生は「客は、自身の権利を放棄してまで、店の売り上げに貢献する義務を擁していない」という旨を店員に告げた。
店員はイライラした様子で店の奥へと消えていった。

…それから論語を5頁ほど読み進めていると、先の店員が別の店員連れて出てきた。名札には『店長』と書かれていた。
店長らしき男は「お金は結構ですので、お帰り下さい」という意味の言葉を一方的に繰り返した。

小生もこの状況にややうんざりしてきたので、テーブルに壱千円札を一枚置いて店を出た。

そして、自分の正当性、義務と権利に思いを巡らしながら、帰途に着いたのであった。
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プロフィール
HN:
Hamhei HORIUCHI
HP:
性別:
男性
職業:
Researcher
趣味:
Reading, Coding, Thinking, Singing, & Football
自己紹介:
貴方が本を読み続ける限り、貴方は取るに足りない紙屑の存在に幻滅し続けるだろう。
Blogもそれと同じで、その殆どは読んだ人間に対して何も学ばせることの無い、全く意味を為さない落書きみたいな内容だ.

一方,文章を書くという行為は、主体に対して幾許かの成長を約束する.退化はあり得ない.
その一例として、物事を体系化する手順を学習することができたり,自己理解が促進されたり,さらには新鮮な驚きと発見が内から魔法のように引き出されることもある.

最後に、我々の価値観が互いを許容でき,かつ刺激し合う程度に『違って』いますように.
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